Jose Emilio Magro   Joia da Forquilha農園

 
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基本情報

農園名

ジョイア・フォルキーリャ農園(Sítio Jóia da Forquilha)

生産者 ジョゼ・エミリオ・マグロ(José Emílio Magro)
生産地

ミナス・ジェライス州 エスペイラ・フェリース市 フォルキーリア・ド・リオ集落

カパラオ地域  

標高 1300〜1380m
農園面積

総面積: 7.2 ha       コーヒー栽培面積: 4 ha

精製方法

Natural

ロット数

3Bags/60kg(20kg×9袋)

品種

Catuai Vermelhoカツアイ・ベルメーリョ(当ロット)

栽培品種  カツアイ・ヴェルメーリョ及びカツアイ・ヴェルメーリョ
生産量 60袋/60kg(精選前) 約25袋/60kg(精選後)
 
 

メタル20kg袋
 

 

 

田舎を離れ都会に移り住む人々についての多くの話しを私たちは知っている。

しかし、その逆のことも当然ある。都会で生まれ育ち、色々な理由で田舎へと向かう人々もいる。コーヒー生産者ジョゼ・エミリオ・マグロ(José Emílio Magro)もその一人である。

1954年、彼はミナス・ジェライス州の地方の町カランゴーラに生まれた。彼の今まで、色々な都会の街に住んんだ。この田舎町を出て、エスピリットサント州の首都ヴィットリア、リオデジャネイロ、果ては遠く離れたアクレ州のリオブランコと。

ゼ・エミリオ(=彼の愛称)は、大学に入るためヴィットリアへ行き、医師となった。その後、アクレ州で医業に従事する。

アクレ全域の労働者の健康と安全管理を目的に開設された診療所で、彼は医師となった。また彼はそこで最初の結婚をし、ルドミラという名の娘を授かった。

何年か後、ヴィットリアに引っ越し、定年まで働いた。そこでは、現在の妻であるエリエルシ・ダ・クーニャ・マグロと改めて結婚した。

今、彼は一方の軸足を町に於き、もう一方の軸足を畠に置く。

 

 

 

 

 

彼は、ミナス・ジェライス州エスペイラフェリス市のフォルキーリャ・ド・リオと呼ばれる小さな集落に位置する農園で多くの時間を過ごす。彼の家は、ブラジルでも最も標高が高い山脈が連なるカパラオの中腹に位置する。

彼の家族の話しを聞くにつれ、彼には古くからのルーツが農村にあることが判った。コーヒー栽培もしかり。

 “マグロ”ファミリーの祖先は、大農園でコーヒーを収穫するためにイタリアからブラジルにやって来た。移住後、暫くしてから曽祖父母と祖父母は自らの土地を手に入れて、コーヒーの栽培を始めた。

ゼ・エミリオの祖父は、この地域では初めてとなるコーヒー乾燥機まで導入し、袋詰めしたコーヒーを広く販売した。

   

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一族が農場を離れるきっかけは、ジェツリオ・バルガス政権の時のコーヒー価格の暴落であった。当時、ゼ・エミリオの父親は、町で働くために農園を去り、町で彼ら3兄弟を育てた。

ゼ・エミリオが、この田舎へ戻った時、金銭的なものではないが、一族の遺産を受け継いだ。そして彼はコーヒーを植えること決心をした。

今までの人生において彼は何時も自然を求めていた。老後は、健康を保ち、自給自足し、澄んだ空気を吸い、新鮮な水が飲める、のどかな場所で生活することを望んでいた。

コーヒーを植えることは彼の計画には無かったが、何かが自然とそうさせた。

彼の農園のある地域は、もともとコーヒー栽培の適地であったが故に、彼は栽培に興味を持ち、地域の人々に栽培方法を聞いたり、多くの文献を読んだりしながら、この仕事に従事すると決めた。

最初は栽培や販売をするのが大変だったが、やり方を覚えるのに、それほどの時間は要しなかったと彼は言う。また当初から、彼は農場でスペシャルリティ・コーヒーの生産を考えていた。

 

 

彼の収穫のポイントは選別である。すなわち理想的な状態で適度に熟した実のみを手摘みで収穫する。

今年、彼は4回の収穫に成功した。大変手間はかかるが、この方法は、香りと味が引き立つ高品質のコーヒーを収穫するための最良の方法である。 ある農業技師の助けを借りて、土壌分析を行い、養分バランスが崩れない様に肥料設計を行う。

収穫後の作業では、更にパルパーにかけ熟成した実、青実(手摘みの際に混ざってしまったもの)や、枯れた実“ボイア” (低品質の可能性がある実)の選別を行う。その後、温度と水分を調整するためのハウスで乾燥される。それらの粒は、マイクロ・ロットとしてカッピングできるよう圃場ごとに分けて袋詰めされる。この様にして最良の品質のものを選別していく。袋もまた他とは違うものを使用しており、より長い間、コーヒーの香りと味を保つことが出来る。一連の注意深い作業はコーヒーの品質をより向上させる。ゼ・エミリオ、パートナーの歩合農夫ジョジマールと彼の妻リリィにより、これらの全ての作業が行われている。

ゼ・エミリオは、コーヒー栽培や農園の発展と、そして彼の周囲の人々が健康な人生を送れることを信条としている。彼は常に、自身の健康管理と同様、パートナーや彼を取り巻く自然環境へ配慮しながら行動している。全ての食べ物は自給自足している他、彼の家では太陽光発電を利用し、食べ物と同じように、如何なる農薬も彼のコーヒー園では使用しない。また健康的に養分を土壌中に取り込めるようコーヒー園の中で緑肥を植え、遺伝子組み換えでないトウモロコシを餌とするニワトリを放し飼いにして、コーヒー園内の害虫駆除と施肥にも役立っている。農園内の栽培地には、果物の木や自然の灌木があり、生物多様性も保たれている。

その他、医師として仕事というわけではないが、日々の出来事のなかで、働く人の安全や健康には気を使っている。

ゼ・エミリオとそこで働く全ての人は、日よけ、耳栓、プロテクター付きの帽子などの安全を確保するための器具を使用している。

他の生産者とは異なる手法と、その着実な実践の結果が現れ始めている。僅か1年の経験と努力ではあるが、ここのコーヒーは品評会で賞を獲得した。まさにゼ・エミリオ、リリとその夫ジョジマールの大きな賜物である。

 

1)      農場データ

   農園名:ジョイア・フォルキーリャ農園(Sítio Jóia da Forquilha)

    市: エスペイラ・フェリス(Espera Feliz)

    州: ミナス・ジェライス州(Minas Gerais)

    場所: フォルキーリャ・ド・リオ集落(Comunidade da Forquilha do Rio)       

    標高: 1300〜1380m.

    総面積: 7.2 ha       コーヒー栽培面積: 4 ha

    標高: カツアイ・ベルメーリョとカツアイ・アマレーロ

味覚特長

 

 

 

 

 

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ゼ・エミリオの幼少時期は、のんびりとしたものであった。家族が経済的に非常に豊かというわけではなかったが、ことは足りていた。

勉強、忍耐、献身によりゼ・エミリオは、目的以上の成功といえる彼の人生を築き上げた。「人生の道のり容易いものではないが、それで良いのだ。」と彼は言う。

 

ゼ・エミリオは、スペシャルリティ・コーヒーが全ての人が求める本物のコーヒーであるべきだと考えている。

「生産者にとっても消費者にとっても価値ある美味しいコーヒーを、ブラジル人はもっと飲むべきだ。消費者が望めば、それが生産者の糧になる」と彼は言う。

 

大地、そしてスペシャルリティ・コーヒーと共に働くことにより、健康、美味しい食べ物、品質の良いコーヒーという見返りを彼は得た。

彼の長い人生の中で、彼は常に学び思考しながら働いてきた。今日では60歳を越えるが、知力を得る為のみならず、感動を覚えるためにも大地の中で体を動かし、健康を保っている。スペシャルリティ・コーヒーの仕事は、新たな香りと味を常に感じることができ、そのまま感動と共に働いているということである。

 

最後になるが、探し求めてきた自然と接しながら生活し、感動の人生を見つめられる今が幸せであると彼は言う。

 

 

 
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