Everaldo Protázio de Oliveira

 
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基本情報

農園名

Sítio Morro Alto モーロ・アルト農園

生産者

Everaldo Protázio de Oliveira

エベラルド・プロタージオ・オリベイラ氏

生産地

エスピリット・サント州 ドーレス・ド・リオ・プレット市

フォルキーリャド・リオ地区

カパラオ地域

標高 1,120m
農園面積

総面積:28ヘクタール       コーヒー栽培:14ヘクタール

精製方法

Palped Natural

ロット数

4Bags/60kg (20kg×12袋)

品種

Catuai Vermelho カツアイ・ベルメーリョ品種(当ロット)

栽培品種  カツアイ・ヴェルメーリョ カツアイ・アマレーロ
 
メタル20kg袋
 

 

 

 

エヴェラルド・プロタージオ・デ・オリベイラは、エスピリット・サント州とミナス・ジェライス州の州境に位置する山岳地帯の中にあるカパラオ山脈のスペシャリティ・コーヒー生産者である。彼は森林とコーヒー園が連なる風景が見られる谷間の中のフォルキーリャ・ド・リオと呼ばれる小さな集落で生まれた。母方の祖先は、この地域か近辺で生まれ、父方の祖先はイタリアから来た移民たちであった。イタリア人の彼の曽祖父は、フォルキーリャ・ド・リオに来て、この地域では珍しく今も残る、その当時に建てられた大邸宅のある、ヴィラ・ジャヌアリアと呼ばれる農園を後に拓いた。

トウモロコシやインゲン豆の栽培や畜産を営む中で、エヴェラルドの祖父は、既にコーヒーを栽培していた。当時の販売価格は非常に安く、僅かながら収入の足しになる程度であった。エヴェラルド一家の所有地の場所の都合より、コーヒーは地域のより低い場所に植えられ、僅かコーヒーが高い場所に移された。最初、同地域のコーヒーの木は僅かであったし、新植の為の苗も無かった。畠は植付を行う場所に“gavetas【=引出し】”と呼ばれる穴を掘って種を入れ、藁で覆う“café de gaveta【=引出しのコーヒー】”という方法で、徐々に広げられていった。発芽するのは僅かであったが、このように同地域で畠が広がっていった。

植付は低地から丘の上へと移動されていった。これに伴い同地域に、外部からのバイヤーが徐々に訪れる様になった。それにつれ、以前は何時間もかけ牛車で近隣のちっぽけな町まで運ばなければなかったコーヒーの販売が一層容易になった。同地域の供給の増加とバイヤーの到来ともにコーヒーの価値が向上してきた。しかしエヴェラルドは、コーヒー相場の乱高下により大きな危機に直面したこともあると言う。80年の終わりごろ相場は突然下落し、一夜が明けて10分の1になったこともある。貸付金利は非常高くなり、結果としてエヴェラルドはその後5年間、借金の返済の為だけに働くという、この危機の被害を受けた。

  

 

 

 

エヴェラルドは、幼いころから既にコーヒーの中で過ごし、いつもコーヒー栽培を見てきた。彼の父親は農園の一部でコーヒーを栽培していたが、多くの牛の肥育も同時に行っていた。彼の父親が亡くなったとき、土地はエヴェラルドと彼の兄弟へと分割され、牧畜を行うには非常狭くなってしまった。そして僅かな土地でも良い収入が得られるコーヒー栽培に目が向けられた。またエヴェラルドは農閑期にトウモロコシを植えるが、現在はコーヒー栽培が彼の本業である。

エヴェラルドのスペシャリティコーヒーの経験は、最近のものである。一つの発見が2015年の彼のコーヒー豆の収穫方法に変えさせ、スペシャリティコーヒーの最初のロットをもたらした。彼の畠は、標高の高い寒い地域に位置するため、年に2回開花するという特徴がある。一つは10月で、遅咲きは3月である。最近になり、3月開花のコーヒー豆は特徴ある味と香りがあることが同地域で判った。カッピングが行われ、非常に高品質であることが発見された。この発見でエヴェラルドは、同地域の他の生産者同様、先に開花した残りのコーヒーの実と、選別しながら3月開花のコーヒー豆を注意深く収穫するようになった。また彼は、IFES (エスピリット・サント連邦研究所)と関係のある非営利団体のコンサルティングの助けを借り、どのような方法が収穫後における品質向上に役立つかを習得するためテストを実施した。

 

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エヴェラルドの農園に於ける労働力は、大方が家族である。彼の3人の息子はコーヒーの作業に参加する。収穫のみ補助としてだけ日雇い労働者と契約を結ぶ。

 農場で植付てから6年もしくは7年の若木に対して、彼は、適度に熟した実だけを選別して手摘み行う。その後、もっと古く樹高が高くなったコーヒー樹は、作業を容易にするために、摘みとり機により収穫される。

また収穫されたコーヒーは、味と香りの劣化を避けるため乾燥場へ運ぶまで、3日以上、畑に置かない。

畠から到着したコーヒー豆は、“カフェ・ボイア(低品質のコーヒーの実)”を分けるため水槽に通す。次にエヴェラルドは皮むき機にかけ、そこで熟した実の皮を剥き、更に選別をするために同時に青実も分けられる。また彼は、乾燥の間にコーヒーを発酵させる可能性のある、あらゆる雨や湿気を避けるため、ハウスを建ており、露天の広場での乾燥から、ハウス内での乾燥への移行を計画している。

畠の畝間には、雑草管理の補助的な作業として年に一回、除草剤が散布され、彼は農薬を4年以上に渡って使用していない。なぜなら以前使用していた時は、気分が悪くなったからである。エヴェラルドは、環境保全に重きを置き、彼の所有地のほぼ半分は再生林で形成されている。同農園は多くの水源を有する。そして20年ほど前、農園内に湧き出ていた水が枯れ始めたことに彼は気づいた。その時から所有地の各所に再生林を残すことした。彼は環境保護法が100年前に施行されるべきであったと言いながら、昨今、再生林とするためにユーカリの木も伐採し、心配する。

  
 

味覚特長

 

 

 

 

 

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幼い頃からエヴェラルドは、畠で家族を手伝う為に働かなければならなかった。家庭での快適さは僅かで、干し草で作ったマットレスで兄弟は共に寝、自分専用の一つの履物もなかった。しかし食べなければならなかった。今実現した生活と比較すると、子供時代は耐えるのみであったとエヴェラルドは思う。しかし当時、彼らは他の方法があるなどとは想像もしなかったし、それなりに幸せだった。

青年の時、彼は働くための僅かながらの土地を持つことを夢見ていた。そしてまだ彼の父親が亡くなる前にこの夢は実現したと語る。コーヒー栽培は、多くのことを実現する手助けをしてくれた。物質面では、今の家、一台の自動車、彼の農園事業の拡大を与えてくれた。また多くの友情、地域外の人々との面識、大地に関する知識をもたらした。

エヴェラルドの意見として、スペシャリティコーヒーは、同地域と農村の生産者達を再認識させた。始まったばかりではあるが、追い求めるには申し分のない道であると彼は信じる。生産者たちが同地域で多くの生産をするためには、コーヒー袋は良い価格で販売されなければならない。そうすれば仕事も増える。事あれば、他がそれに連なるものである。供給できるコーヒーが、より多くになるに従い、またこの地域がバイヤーに知られることになる。とにかく、自分でもいつも言うように「上へ行くために腕まくりをし、質を得るために沢山働く」ことだとエヴェラルドは思っている。

 

 
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1)      Dados da fazenda

Nome fazenda: Sítio Morro Alto

Cidade: Dores do Rio Preto

Estado: ES

Localidade: Forquilha do Rio    

Altitude: 1120m.

Área total: 28 ha       Área de Café: 14 ha     

Variedades Café: Catuaí Vermelho, Catuaí Amarelo

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