Naohito Tsuge (柘直人氏)

代表農園:Lote 15 - PADAP(ロット15パダップ農園)

柘植家は愛知県豊田市から1954年に横浜港を出港し約40日間の船旅を経てサントス港に入港しました。直ちにパラナ州の北部サンタマリアナ市の農場で労働者として働き始めました。一年後にはパラナ州に12ha.の土地を購入しました。既に植わっていたコーヒーを栽培し、その年に収入として期待していましたが、突然霜が降り、全てのコーヒー樹が全滅してしまいました。残ったのは借金のみのスタートとなりました。コーヒーの樹の回復には最低2年掛かり、家族は経済的に追い詰められました。農場で栽培していたトウモロコシだけで朝晩の飢えを過ごすことが一月も続いたこともありました。『霜害で痛めつけられた作物は、その後もその作柄は思わしくなく、経済的に大変苦労した。』と言葉を詰まらせた。
  Brazil-Tsuge-2.JPG
その後柘植家はブドウ栽培を始め、その収入により家庭生活も少しずつ潤いが出始めた。一年間の仕事計画書は父勝夫が作成し一年330日間仕事がビッシリと記入されていた。お正月の三が日のみ休暇とされていた事も息子直人と雅人は覚えているそうです。『正月の三が日が終わると次の年の正月が待ちどおしい程でした。日曜日に近所の子供達がボール蹴りなどして遊んでいましたが、我が家に日曜日など無く休日である事を知りませんでした。』しかし、今でも幼少の頃の忙しさが懐かしく今となっては神様に感謝している。
 
 

 

Brazil-Tsuge-3.JPG  
直人・雅人兄弟にとって1974年8月はコチア産業組合の斡旋で、アルトパラナイーバ地区開発計画に参加した記念すべき年であった。後を追って、弟の直人が1963年型のフォルクスワーゲンの中古車に乗り、トランク一つで駆けつけて来ました。弟は以前にこの土地を友人と訪問しており、当時この土地の地形の良さを見て、将来機械化農業の可能性があると評価していたらしい。1974年に雅人は40ha.でコーヒー栽培をスタートさせ、今日ではミナスジェライス州のサンゴタルド市に兄弟合わせて910ha.の栽培面積を持っています。コーヒー栽培が主ですが、その他にアボガドが115ha.栽培されています。

 農園名:Lote 15 - PADAP
地域:Sao Gotardo
位置:19 25' 32'' S Lat 46 17' 33'' W Lat
農園面積:755ha   標高:1,200m

 
 

 

  Brazil-Tsuge-4.JPG
 
 

pagetop